2022年康太君とのお別れ

康太君とのお別れ

それは突然のことでした
いつものようにおかあさんが朝の食事を与えていた時に起きたのです

動転しましたが 直ぐに癲癇の発作だと分かりました
事前にもらっていた直腸から吸収させる薬剤を注入しました 慌てているのでうまくできたかどうか それでもまだ四肢を大きく振り痙攣が収まりません
これも事前に教わっていた通り 二本目の注入を行いましたが それでも興奮状態は収まらないままです 車に乗せ病院へ急ぎます こんな時ほど駐車場が混雑しているのです
道路で停まりおかあさんが抱えて駆け込みます 病院も緊急ということですぐさま対応を取ってくれましたが痙攣が収まらないので注射がなかなか打てないようでした

何とか注射が効いて落ち着いたので医師の説明を聞いた後集中治療室に入っている康太と面会できました 前にも後ろにも大きくバンドが捲かれ点滴のチューブがつながっており 大きく息をして視点は定まっていない様子でした
こんな時にも ガンバレ という言葉しか出てこないのがもどかしいのですが これが一過性のものでまた元の康太に戻ってほしいと念じたことです

6月の25日 朝の出来事でした

その日25日の午後 先生からの説明ではやはり
二度目の痙攣でそれもかなり重度のものであるため危険な状態であること 
このまま継続して薬剤を点滴した方が良いので入院をさせたい
問題点として当院は夜間には医師が常駐していないので当直させるには費用が発生する

とのお話がありました いづれについても同意して経過観察をお願いすることにしました
相変わらず焦点が定まっていないようでした また役にも立たないであろう 頑張ってという言葉を掛けるのがたまりませんでした

一晩心配でたまりませんでしたが電話連絡が無かったことにホッとしました 朝一番で病院へ向かいます
担当医から 昨晩は落ち着いた状態であったことを教えてもらい 自宅へ連れ帰る許可をもらいました

我が家に戻ってきた康太です 息はもう荒くはありませんが気力はほとんど感じることはできませんでした

6月26日のことです

また必要になるかもしれないので点滴用の受け口をそのままテープで止められています もう一カ所は注射ができる血管を探すために毛を剃った際 激しい痙攣で傷つけてしまった個所を保護する包帯です

おかあさんが 少しでも息が楽になればと姿勢を変えて顎枕をしてあげました

その日から私たちいずれかが傍にいて見守ることにしました 日中は病院で様子を見てもらい夕方自宅へ引き取る形をとりましたが まずは体力の維持向上を考えて何か食べてもらいたいと思っていました
看護師さんから 練ったご飯は食べたと聞いてそれを買い求めて与えてみました どうもうまくいきません 電話でやり方を再度聞いて試すのですが飲み込んではくれないのです
次の日 病院で医師に状況を話して対処方法を聞きました 舌の奥に載せてやると飲み込みますよと実践してみてくれたのですが 反応がありません

医師から もう機能が失われているようだ と告げられました
痙攣が収まって引き取る際にも 状況は良くない 通例だと安楽死の選択を提案されてもおかしくないとも言われていたので ある程度は覚悟していたのですがやはりショックでした

6月28日のことです

もう後はお水を含ませたカット綿で口の周りを湿してやれるくらいです 夜は康太を真ん中に家族で川の字になって過ごしました
ただ問題は夜遅くや明け方に康太が鳴き声を上げるようになってしまったことです ご近所には小さなお子さんがいる家庭やサラリーマン家庭がいらっしゃるので睡眠の邪魔をしているのではと申し訳なく思います おとうさんはなるべく声が漏れないようにと康太の口の先を手の平で覆うようにしますが 康太が息苦しいのではないかとも思い控えてもらいました

医師に相談しても良い方策があるわけではありませんが 聞かざるを得ない状況でした
やはり 様子を見るということしか方策は無いようでした

明け方5時過ぎから 康太が弱々しい声で泣き出しました 小一時間鳴いたり荒い息をついたりを繰り返したでしょうか 突然ひと声高く鳴いて手を大きく振って そして動きを停めました

康太! どうした! 

声を掛けた時 オムツから音と匂いがしました 
なんだ!? 脅かすなよ! って二人で笑ってオムツを・・・ と手を掛けるともう呼吸は止まっていたのです

7月1日の朝6時過ぎのことでした

朝一番で病院へ伺い 亡くなったことを告げ手足に巻いてあったチューブと包帯を外してもらいました

写真はその後自宅へ連れ戻って体を拭いてやりドライアイスをあててやっての写真です
まりの時はよくわからなかったので保冷剤で対応していたのですが 今回はドライアイスを買い求めて十全を期しました

おかあさんが康太の大好きだった玩具とお八つを傍らに添えてくれます

康太の寝顔です
おばあちゃんとオジサン夫婦がお別れを言いに来てくれました

この後は 荼毘に付すのを二日後にしたので暫く顔を覆っておきました

7月3日 健太もまりもお願いしたペット専用の火葬場へ
おかあさんが最後のお別れなので花で飾って送り出します

その形のまま 耐火煉瓦の上に載せてもらいます 大好きだったリンゴも口元にお供えしました

おかあさんのお姉さんが不憫だと言ってわざわざ遠くからお別れのためにやって来てくれましたので三人での見送りとなりました

おかあさんと伯母さんが最後のお別れです

背後には康太の元気な姿が飾られています

おとうさんも最後のお別れです 一番康太に助けられたので ありがとう です

1時間ほど待って収骨 そして骨壺の袋は健太くんと同じ色と柄の袋としました
自宅へ連れ戻ってまりちゃんと健太くんに並んでお祭りします

この子たちの遺骨はいずれ私たちと同じ場所に眠らせようと考えていますのでその時までこの形で弔います

おかあさん 今まで以上にお花の購入と手入れに力が入ります

康太くん あと一月と少しで16歳を迎えてもらえたのだと思うと残念ですが まりちゃん亡き後の我が家を十分和ませてくれてくれました ほんとにありがとう

ペットロス という言葉の意味を本当に強く実感しました  病院へお礼と不要になった備品を差し上げる為に挨拶に行った際 院長から また飼うのでしょと言われましたが あの楽しさや嬉しさを再びと思う反面 もうこのようなお別れはしたくないとの思いも強くあるのです

健太くん まりちゃんそして康太くん 生まれてきてくれてありがとう おとうさんもおかあさんもとっても幸せでした
これからも三人がくれたあんなことこんなことを喜びにして生きて行けそうです

また夢でも会いましょうネ

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